ポジティブの裏の虚無感

ハレとハレとケ

 五月、そしてゴールデンウィーク明け。
いわゆる、五月病の季節である。
自分には五月病というものは無縁だと思っていたのだが、
どうも、虚無感が襲ってくる。
やたらとポジティブな4月。
その4月を乗り越えた先の五月。
ゴールデンウィークといえど、疲れるものは疲れる。
ハレとケの関係で言うならば、
4月=ハレ、ゴールデンウィーク=違ったハレ、五月=ケに突入
といったところだろうか。

誕生日の魔力とその裏の虚無感

 とはいえ、誕生月なので浮かれてみたいと思う。
明日の誕生日に年甲斐もなくはしゃいでみようか。
実感はないけれど、年は取るものだ。
日常だけれど、心持ちハレ。


 それでも、どことない虚無感があることも確かだ。
そもそもハレ続きで疲れているのだ、身体的にも精神的にも。
見知らぬうちに人が減っていくことがあるのもそのためだろう。
どこか憂鬱な自分に付き合いながら日々を過ごす。
この虚無感に、何かの拍子にスイッチが入ったならば、
日々の生活に参ってしまうだろう。
五月はその陽気な天気とは違い、耐え忍ぶ時期でもある。
慣れるのが先か、参るのが先か。
このようなことを思っている自分は参っているのかな。