オーバーカフェインの…

 紅茶を飲んでいた。
何杯も何杯も何杯も何杯も何杯も何杯も何杯も何杯も何杯も。
目の前にあったのだ、香りのいい紅茶が。
それも自由に飲める環境が。
特に何をするわけでもなく、談笑しながら飲んでいたのだ。
その場はとても楽しかった。
問題はその夜だった。
体は疲れて、休息を望んでいる。
だが、脳は回りに回っている。
寝る気がないと言わんばかりに、頭が覚めてる。
頼むから寝かせてくれ、そう祈り続けた。
…どれだけ悶え続けただろうか、気がついたら眠りについていたようだ。


 カフェインってどのくらい摂取すると眠れなくなるのだろうか?
相当な量を摂取したのだろうが、あそこまで眠れなくなるのは始めてだ。
それとも、途中でエスプレッソを飲んでしまったからなのだろうか。
今となっては謎である。
ただ、眠れないことがこんなにも苦しいことだとは。