Twitterにもし、サーバーがなかったら?

 リアルタイムウェブを考える上で重要になりそうなのであえて書いてみる。
ただ、そんなに難しいことも書けないので簡単に流す。

Twitterはリアルタイムに近いもの

 もし、Twitterのデーターをサーバー側に保存する必要がなくなったらどうなるだろうか。
今のTwitterはつぶやいたデーターが一度サーバー側に保存され、そのつぶやきが公開されるようになっている。
そのため、つぶやいた情報が即反映されるかはサーバーの状態による。
つまり、リアルタイムといいつつも、一度保存された情報を出しているので、厳密にはリアルタイムではない。
それでも、APIの公開などによる外部クライアントを起動しているとき、リアルタイムで動いているように見えるから不思議。

本当の意味でのリアルタイム

 限りなくリアルタイムに近いものといえば、P2P方式のデーターのやりとりだろうか。
一度サーバーを通すのではなく、ユーザーの端末同士で直接データーをやりとりする方法だ。
もし、Twitterのつぶやきが、ユーザー同士を直接結ぶように作られたプラットフォーム上で動き、かつスカイプのチャットのような感じで表示されたらどうだろうか。
このほうが限りなくリアルタイムだろう。

直接繋ぐ問題

 ただし、ユーザー同士を直接繋いだ場合、データーのログがユーザー間にしか残らないため、他のユーザーが見ることができない。
せっかく重要なことをつぶやいたとしても、自分と繋がっているユーザーしか見ることができない。
なんとも閉鎖された状態を作り出すことになるかもしれない。
Twitterのよさはオープンな環境であるということを忘れてはならない。

Twitterスカイプの棲み分け

 このような点から、Twitterスカイプの棲み分けが進んでいるのではないかと思う。
P2PのよさとTwitterのよさ、それぞれをうまく使い分けることが必要だろう。
ただ、この両方の特性を持ち合わせたものが出てくると、面白いことになる気がしそうだ。