インターネットってなに?

前回はブラウザが落ちて書けなかったので、
今回こそと思い、
落ちることのないオフライン環境で書いてみました。


さて本題。


インターネットって何ですか?


この質問に答えられる人はどれだけいるだろうか。
そんな、日常で何気なく使っている、
しかし、何も知らない存在であるインターネット(以下ネット)
その歴史と構造を簡単?に扱ってみたい。


 インターネットの構造
ネットの構造をイメージするのは意外と簡単。
「Internet」という言葉が表すように、
inter・間の、net・網のような
多数のコンピューターをつなぎ、網のようなつながりを構築している。
ちなみに、漢字で書くと「国際電網」または「電網」となる。


 インターネットのルール
ネットにだってルールはある。
このルールが適応されなければ、インターネットではない。
「インターネット・プロトコル」と呼ばれるものがある。
略して「IP」
一口にIPといっても、多数の種類がある。
よく見かけるのはHTTPだろうか。


ネットは、「インターネットワーク」の一部でもある。
・インターネット
イントラネット
エクストラネット
この三種類が、IPというルールに基づいて動いている。


イントラネットとは、企業などで使われる、閉じたネットワークで、
ネットとは違い、外部から接続することができない。
イントラネット同士をつなぐと、エクストラネットになる。


 ネットができるまで
ここからは、ちょっとした歴史の話になる。
個人的にこれが重要と思うものをピックアップしました。
インターネットはなぜ誕生したのか。
今では勝手に情報が増え続け、
さまざまなサービスを行うサイトが出現している。
これだけ勝手に増え続けるのにも理由がある。
もともと、勝手に増えられるような設計だった。


ARPANET(アーパネット)
アメリカ国防総省 国防高等研究計画局、通称ARPAによって発案された。
冷戦時代の真っただ中にあったこの時代、
核ミサイルに攻撃されたとしてもつながる通信として考案された。
ある一台のメインとなる通信機器を通さなければ使えない電話に対して、
一台が壊されたところで、他のルートを通ればつながるようになっている。

このシステムは、J・C・R・リックライダー博士が
1960年に発表したタイムシェアリングシステムが大きく影響している。


World Wide Web(ワールドワイドウェブ)・WWW
ネット上では、ハイパーテキストと呼ばれる、
文書と文書を相互に結びつける仕組みを使うことが多い。
つまり、文字にリンクが貼ってあり、押せば別の文書に飛ぶことだ。
これを開発したのが、ティム・バーナーズ=リー
そして、その同僚ロバート・カイリュー
CERN・欧州原子核研究機構の研究員として働いていたこの二人。
世界中に散らばっている研究者を擁していたCERN
研究者が瞬時に情報にアクセスでき、
多くのコンピューターが、同時に情報を共有できるものを作れと言われた。
そして、1990年WWW用のサーバーとブラウザを完成させる。
これが、普段使っている、インターネットと呼んでいるものだ。
もちろん、これ以外にもネットの方式はある。


その後、ネットスケープというブラウザが流行り、WWWがメジャーになる。
それに続き、マイクロソフトインターネットエクスプローラー(IE)で対応。
これが、1995年ごろの話だ。
そして、徐々に誰にでもネットにつなげる環境が整い、
今、この瞬間にも、無数の人がネットにつながっている。


 これがネット
ネットは、広い、情報の集まりである。
現実で、世界のどこかへ行くにはパスポートが必要だ。
しかし、現実と違い、情報へのアクセスは一瞬で、国境もない。
ネットは、無数の増え続ける情報によって広がり続ける。
そして、誰にも止められない。
だが、これが実際に使われるようになったのは、ほんの20年のことだ。


今回、ネットのごく一部を扱ってみたが、いかがだろうか。
物足りない人、この文章が必要ない人。
テレビと違い、情報の量が無数で、皆が同じものを見るということもない。
ネットは…なんだろうか。
コミュニケーションで、情報で、社会かもしれない。
ネットとは、その人によって、扱い方が違うもの。
だが、ネットがこのようにできたことくらいは知っておいても損はないだろう。
この内容で、伝わるといいのだが。