今の時代に普通はありえない

 普遍と普通の違いは、本質であるかないか。
普遍というものは、永く語り継がれるものであるが
普通というものは、あっさりと崩れるものである。


 いつの間にやら、
キャラメルがしょっぱくなっていたり、
アメまでしょっぱくなったり、
いわゆる、塩スイーツというジャンル。
甘いものに、しょっぱさを!
甘いのにしょっぱいという矛盾。


 このように、ジャンルを超えたものが増えている。
洗濯機にエアコンがついたり、
エアコンに掃除機(もとい、自動掃除機能)がついたり
車が水上を走ったりもする(水陸両用)。
フランス料理にダシを使い、
軽自動車の車内の広さは、もはや軽ではない。
携帯電話は、すでに電話の域を超えていたりもする。


 これほどまでに、今までの概念がなくなりつつある世の中に
普通という言葉は必要だろうか。
普通、ふつう、フツー…ふつーって言うな!!
…でも、スイカに塩をかける人も多いような。